「格安SIMを解約した場合、キャリアのように違約金を取られるの?」
本来は長く使える格安SIMを選ぶべきだけど、実際に使ったら自分に合わないことがあるかもしれません。
そんなときに心配なのが違約金で、キャリアから格安SIMへ乗り換えた際に取られた人もいるはずです。
今後のキャリア3社の違約金は1,000円になるらしいけど、格安SIMはどのくらい取られるのでしょうか?
そこで格安SIM人気10社を対象に、違約金の有無と最低利用期間がどのくらいあるかを調べました。
最低利用期間は契約プランによって違いが出るから、今回はデータと通話だけの通話SIMが対象です。
※表示している金額は2019年7月現在(税抜)です。
人気格安SIM10社の通話SIMの違約金
格安SIMに乗り換えたは良いけど、自分の想像と違いすぐ解約したい人もいるでしょうが、ちょっと待った。
キャリアと同じように格安SINも解約をすると、違約金が発生するMVNOもあるので注意が必要。
せっかく料金が安い格安SIMへ乗り換えたのに、違約金を取られたらお金がもったいないですよ。
違約金は0円から12,000円が相場
MVNO | 違約金 |
---|---|
楽天 | 9,800円 |
mineo | 0円 |
OCN | 8,000円 |
UQ | 9,500円 |
IIJmio | 1,000円~12,000円 |
BIGLOBE | 8,000円 |
イオン | 0円 |
LINE | 9,800円 |
DMM | 9,000円 |
BIC | 1,000円~12,000円 |
一部のMVNOでは契約解除金と呼んでいますが、基本的には違約金と同じ意味です。
IIJmioとBIC SIMは解約する月によって、1,000円~12,000円の違約金を取られます。
この段階では、違約金が発生しないmineoとイオンモバイルがおすすめの格安SIM。
しかし、MNP転出で解約する場合は別の料金が別途発生するから注意してください。

mineoとイオンモバイルはMNP転出の際に注意が必要です。
違約金が発生する期間(最低利用期間)
違約金を取られたくないなら、最低利用期間まで契約していれば、お金を取られずに済みます。
逆に言えば最低利用期間内に解約をしたら、必ず違約金を取られるので気をつけてください。
プランの違いはあるけど、一般的なデータと通話だけのプランなら、キャリアほど長くはありませんよ。
最低利用期間は最大12カ月
MVNO | 合計 |
---|---|
楽天 | 12カ月 |
mineo | – |
OCN | 6カ月 |
UQ | 12ヶ月 |
IIJmio | 1カ月~12カ月 |
BIGLOBE | 12カ月 |
イオン | – |
LINE | 12ヶ月 |
DMM | 12ヶ月 |
BIC | 1カ月~12カ月 |
IIJmioとBIC SIMには最低利用期間が設定されていないけど、違約金を取るから実質1カ月~12カ月。
キャリアの2年縛りに対して格安SIMは12カ月のガマンをすれば、違約金を取られず解約できます。

違約金を考えると1年ぐらいならガマンできますよね?
MNP転出で乗り換える際にかかる料金
最低利用期間に関係なく今の電話番号を次の格安SIMへ引き継ぐ場合は、別途料金が発生します。
キャリアから格安SIMへ乗り換えた際、MNP転出手数料を取られたように、格安SIMから格安SIMにも必要。
基本的に今の電話番号を使わず、新しい電話番号を次の格安SIMで取らない限り、無料にはなりません。
MNP転出手数料
MVNO | MNP転出手数料 |
---|---|
楽天 | 3,000円 |
mineo | 2,000円 |
OCN | 3,000円 |
UQ | 3,000円~6,000円 |
IIJmio | 3,000円 |
BIGLOBE | 3,000円~6,000円 |
イオン | 3,000円~15,000円 |
LINE | 3,000円 |
DMM | 3,000円 |
BIC | 3,000円 |
UQモバイルとBIGLOBEモバイルは、6カ月目以内だと6,000円、7ヶ月目以降は3,000円のMNP転出手数料。
イオンモバイルは、契約日から90日以内だと15,000円、91日以降は3,000円のMNP転出手数料。
最低利用期間を過ぎればmineoが最安値だけど、2019年10月1日以降は他社と同じ3,000円になるそうです。

MNP転出手数料を安くすれば乗り換える人が増えるでしょうね。
mineoはMNP転出時契約解除料が発生
mineoの場合、MNP転出手数料とは別にMNP転出時契約解除料と言う料金があります。
MNP転出時契約解除料とは、MNP転出で他社と契約する場合にかかる料金のこと。
利用開始月の翌月から12カ月以内に、MNPで他社へ転出した場合は9,500円が発生。
例えば12カ月目にMNP転出で解約すると、9,500円+2,000円=11,500円が必要です。
逆に新しく番号を他社で取る場合は、どちらも必要ないから0円で解約ができます。

これならmineoも違約金を取るのと同じですね。
1年以内にMNP転出で解約した際の合計額
正確な意味で違約金と言えませんが、MNP転出時契約解除料やMNP転出手数料で違約金が取られます。
そこで通常の違約金・MNP転出時契約解除料・MNP転出手数料の3つを、違約金として合計金額を算出。
解約するタイミングを間違えると違約金が発生するので、しっかり確認した上で解約しましょう。
MNP転出で解約した際の合計金額
MVNO | 1カ月 | 3カ月 | 6カ月 | 9カ月 | 12カ月 | 13カ月以降 |
---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 12,800円 | 3,000円 | ||||
mineo | 11,500円 | 2,000円 | ||||
OCN | 11,000円 | 3,000円 | ||||
UQ | 15,500円 | 12,500円 | 3,000円 | |||
IIJmio | 15,000円 | 13,000円 | 10,000円 | 7,000円 | 4,000円 | 3,000円 |
BIGLOBE | 14,000円 | 11,000円 | 3,000円 | |||
イオン | 15,000円 | 3,000円 | ||||
LINE | 12,800円 | 3,000円 | ||||
DMM | 12,000円 | 3,000円 | ||||
BIC | 15,000円 | 13,000円 | 10,000円 | 7,000円 | 4,000円 | 3,000円 |
※イオンモバイルは90日以内だと15,000円で91日以降は3,000円。
イオンモバイルは約3カ月でMNP転出手数料が3,000円になるから、違約金が安く済む格安SIM。
次は6カ月で通常の違約金がなくなり、MNP転出手数料の3,000円になるOCN モバイル ONE。
3番手が1カ月ごとに違約金が違うIIJmioとBIC SIMで、あとの6社は12カ月で1万円ぐらい必要。

イオンモバイルは90日だけガマンをすれば解約できます。
違約金が発生しない格安SIM・まとめ
厳密に違約金だけで言ったら、mineoとイオンモバイルが0円だけど、実際のところは違うんです。
大抵はMNP転出で解約をするから、mineoの場合は12カ月以内だと合計で11,500円も取られます。
逆にイオンモバイルは、91日以降だとMNP転出料の3,000円だけで済むから、おすすめはイオンモバイル。
MNP転出をしない場合はmineoとイオンモバイル、MNP転出をする場合はイオンモバイルがおすすめ。
ただし、12カ月以内に解約する前提で格安SIMを選ぶ人は、限りなくゼロに近いでしょうけどね。

ちなみに新規契約する際は3,000円ぐらい必要です。
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