「格安SIMを選ぶとき料金以外に重視するポイントってなに?」
格安SIMに乗り替える人は、真っ先に月額料金を調べるだろうけど、実は他にも調べることがあるんです。
ボクの場合、これからご紹介する3つの有無を調べてから、どこの格安SIMにするかを決めました。
そこで格安SIMを検討中の方に、ボクが格安SIMを選ぶとき重視した絶対に必要な3つのサービスをご紹介します。
ご紹介する3つのサービスが存在しない格安SIMへは、基本的に乗り替えない方が良いでしょうね。
ちなみに、ボクが契約した「楽天モバイル」は、ご紹介する3つのサービスがすべて付いていますよ。
必要なサービス①『高速モードと低速モードの切り替え』
低速モードとは、主にMVNO・格安SIMでのデータ通信において、毎月定められた高速のデータ通信量を使い切った後や、速度制限がかかった状態などでも可能な通信速度のことをさしていう。
格安SIMとキャリアの最大の相違点は、データの消費量を抑えるために低速モードの切り替えがあること。
キャリアは低速モードの切り替えがないので、データ通信量を抑えるにはWi-Fiを使うしかありません。
しかし、格安SIMの場合は低速モードに切り替えるだけで、簡単にデータの消費量を抑えれられます。
このサービスの有無が格安SIMの生命線といっても過言ではなく、ボクは選ぶ際に重視しました。
人気格安SIM10社の低速モード切り替えの有無
MVNO | 切り替えの有無 | 通信速度 |
---|---|---|
楽天 | ○ | 200kbps |
mineo | ○ | 200kbps |
UQ | ○ | 300kbps |
OCN | ○ | 200kbps |
IIJmio | ○ | 200kbps |
BIGLOBE | × | – |
イオン | ○ | 200kbps |
LINE | × | – |
BIC | ○ | 200kbps |
nuro | × | – |
低速モードに切り替えられないのは、BIGLOBEモバイル・LINEモバイル・nuroモバイルの3社。
残りの7社は低速モードの切り替えができるので、格安SIMへ乗り換える際の候補に入れてください。

低速モードへの切り替えはアプリで行うから少し面倒です。
必要なサービス②『低速時に役立つバースト転送機能』
バースト転送機能とは 低速通信時においても、通信の最初の数秒間だけ高速通信速度でデータ通信できる機能です。 メールやLINEの読み込みなど断続的で小容量の通信には非常に効果的です。
バースト転送機能があると最初の数秒間だけ高速モードになるから、低速モードの使用時に便利。
LINEやTwitterなどのSNSを見る際にバースト転送機能があれば、低速モードでも安心ですからね。
特にキャリアから乗り替えた場合、低速モードの遅さを感じるだろうからマストのサービスでしょう。
ただし、画像が多いinstagramは全く効果を感じられないので、頻繁に見る人はご了承ください。
人気格安SIM10社のバースト転送機能の有無
MVNO | バースト転送機能 |
---|---|
楽天 | ○ |
mineo | ○ |
UQ | ○ |
OCN | ○ |
IIJmio | ○ |
BIGLOBE | × |
イオン | ○ |
LINE | × |
BIC | ○ |
nuro | ○ |
低速モードがある格安SIMはバースト転送機能がついており、例外でnuroモバイルにもありました。
ただし、バースト転送機能の効果は最初の数秒間だけなので、全ページを素早く開くのは無理です。

無いより有った方が良いけど実感はあまりなかったです。
必要なサービス③『余ったデータ量の翌月繰り越し』
データ繰り越しサービスとは、データ通信を使える毎月の容量が余ったときに、翌月へ繰り越して使えるサービスのことをいう。一例としては、毎月3GBデータプランに加入していて、当月に2GBしか使用しなかった場合は繰り越して、翌月に4GB使用できる。
データの繰り越しサービスはキャリアにもあるので、格安SIMになければハッキリ言って最悪だから論外。
自分は3GBプランを使っていますが、多いときは1GB以上も余るから繰り越しサービスは絶対条件。
仮に繰り越しサービスがないと、余ったデータ分のお金を捨てるのと同じだから本当にもったいない。
1GBや低速モードでの契約なら繰り越しサービスは必要ないけど、3GB以上のプランは必ず必要ですよ。
人気格安SIM10社の繰り越しの有無
繰り越しの有無 | 有効期限 | |
---|---|---|
楽天 | ○ | 1カ月 |
mineo | ○ | 1カ月 |
UQ | ○ | 1カ月 |
OCN | ○ | 1カ月 |
IIJmio | ○ | 1カ月 |
BIGLOBE | ○ | 1カ月 |
イオン | ○ | 1カ月 |
LINE | ○ | 1カ月 |
BIC | ○ | 1カ月 |
nuro | ○ | 1カ月 |
余ったデータの翌月繰り越しはすべての格安SIMが対応しており、心配する必要はありませんでした。
ただし、OCN モバイル ONEの日単位プランの繰り越しの期限は、翌日までなのでご注意ください。

さすがに繰り越しサービスがない格安SIMはないですね。
格安SIMに必要な3つのサービス・まとめ
格安SIMを選ぶとき絶対に必要なサービスは上記の3つなので、有無の確認をしてから選びましょう。
「切り替え」「バースト転送機能」「翌月繰り越し」が、すべて揃わない格安SIMとは契約してダメ。
特に低速モードが存在しないとデータ量を抑えることは不可能だし、月額料金がもったいないですよ。
ただし、キャリアの1GBプランで通信制限に引っ掛らないなら、格安SIMの3GBプランにすれば大丈夫。
ちなみに自分は「切り替え」「バースト転送機能」「翌月繰り越し」が揃った楽天モバイルと契約しました。


乗り換える前は必ず3つの有無をチェックしましょう。
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