「格安SIMへ乗り換えた際、通信速度や電波状況など不安が多いから悩んでいる」
キャリアに比べると格安SIMの場合、通信速度の遅さや電波状況などわからない部分が多いかもしれません。
事前に通信速度をネットで調べられますが、スマホを使う地域によって通信速度は変わりますからね。
しかし、契約した後に本当の痛心速度を知っても12カ月以内なら違約金が発生するのでお金がもったいない。
そこで格安SIMの通信速度が心配な人は、本当の速度を知るためにデータSIMと契約するのはどうでしょうか。
いきなり通話SIMへ乗り換えて失敗するよりは、データSIMで失敗した方が圧倒的にリスクは少ないです。
本当の通信速度を知り問題がなかった場合は、通話SIMへ乗り換えるのがベストな方法だと思います。
※表示されている料金は2023年6月現在(税抜)。
格安SIMに不安を持つ人たちの意見
- 集中する時間帯(お昼)などに LINEなどが届かないという情報を聞くので、連絡したいときにつながりにくいというのは不安。(男性/46歳/格安スマホ・SIMカード非利用/まあ利用したい)
- 通信の安定性です。使いたい時に使えないと困るなと考えています。(女性/20歳/格安スマホ・SIMカード非利用/利用したい)
- 時間帯によっては通信速度が遅い。サポートが大手より薄い(女性/38歳/格安SIMカード+端末のセット/利用したい)
ネットで簡単に格安SIMの通信速度を調べられますが、実際に自分が使う環境での通信速度はわかりません。
特に住んでいる地域や職場によって通信速度の違いは出るから、調べた速度と違うこともあります。
契約してから通信速度の遅さに気が付いても後の祭りだから、事前に本当の通信速度を知りたいならデータSIM。
データSIMも通話SIMも同じ通信速度なのに、料金はデータSIMの方が安いから試すにはちょうど良い。
ちなみに、キャリアと格安SIMを並行して使うには、デュアルSIMのスマホがおすすめですよ。

多少はお金をロスするけど失敗するよりはマシですよ。
データSIMは違約金が発生しない
キャリアと同じように格安SIM(通話SIM)にも違約金があり、6カ月から12カ月の間で期間を設けています。
金額は1,000円から12,000円まであり、通信速度の遅さに気づいても12カ月未満で解約したらお金がもったいない。
しかし、データSIM(SIMのみ)の場合は、契約したその月に解約をしても違約金が発生しません。
人気格安SIM10社の通話SIMの違約金
MVNO | 違約金 |
---|---|
楽天 | 9,800円 |
mineo | 0円 |
OCN | 8,000円 |
UQ | 9,500円 |
IIJmio | 1,000円~12,000円 |
BIGLOBE | 8,000円 |
イオン | 0円 |
LINE | 9,800円 |
BIC | 1,000円~12,000円 |
nuro | 1,000円~12,000円 |
通話SIMの場合は最大12カ月まで違約金の発生があるから、初期手数料を含めるとかなりの損をします。
ちなみに、mineoとイオンモバイルはMNP転出で解約する場合、別の料金が別途発生するから注意してください。

人気格安SIM10社のデータSIMの違約金
MVNO | 違約金 |
---|---|
楽天 | 0円 |
mineo | |
OCN | |
UQ | |
IIJmio | |
BIGLOBE | |
イオン | |
LINE | |
BIC | |
nuro |
通話SIMと違いデータSIMの場合は、違約金が発生しないので契約したその月に解約をしても大丈夫。
ただし、契約の際は新規契約事務手数料とSIMカード発行手数料が発生するのでご注意ください。

違約金を払うよりも初期手数料の方が安いです。
データSIMのSMS有りと無しの料金
データSIMにはSMS有りとSMS無しの2つがあり、料金の安さで選ぶならSMS無しの方です。
SMS無しだとバッテリーの減りが早いと言われますが、対策を取れば早さを抑えられます。
とりあえず格安SIMの通信速度を調べるためだけなら、SMS無しを選ぶべきでしょうね。
SMS有りと無しデータSIMの料金(3GB)
MVNO | SMSあり | SMSなし |
---|---|---|
楽天 | 1,020円 | 900円 |
mineo | 1,020円 | 900円 |
OCN | 1,220円 | 1,100円 |
UQ | 980円 | 980円 |
IIJmio | 1,040円 | 900円 |
BIGLOBE | 1,020円 | 900円 |
イオン | – | – |
LINE | 1,110円 | – |
BIC | 1,040円(D) 900円(A) | 900円 |
nuro | – | – |
※楽天モバイルは3.1GB。BIC SIMのDはdocomo、Aはau。
SMSなしは楽天モバイル・mineo・IIJmio・BIGLOBEモバイル、SMSありはUQモバイルがお得です。
データ量に3GBも必要がない場合は、低速モードのみ・500MB・1GB・2GBのプランもありますよ。

1カ月くらい使えば格安SIMの使い勝手がわかりますよ。
データSIMから通話SIMへ変更する際の注意点
データSIMで通信速度など格安SIMの不安が解消されたら、通話SIMへ乗り換えてください。
ただし、データSIMから通話SIMへ乗り換える際は、新規契約と同じ扱いになるので注意しましょう。
同じ格安SIMでも新規契約なので手数料が必要
データSIMで使った格安SIMが気に入った場合、通話SIMへ契約を切り替えるでしょう。
この場合、同じ格安SIMでも新規契約になるので、新規契約事務手数料とSIMカード発行手数料が必要です。
新規契約に必要な事務手数料の一覧
MVNO | 回線 | MNP手数料 | 契約事務手数料 | 総額 |
---|---|---|---|---|
楽天 | (d) | 3,000円 | 3,394円 | 6,394円 |
(a) | 2,000円 | 3,406円 | 5,406円 | |
mineo | (d) | 3,000円 | 3,400円 | 6,400円 |
(a) | 2,000円 | 5,400円 | ||
(S) | 3,000円 | 6,400円 | ||
OCN | (d) | 3,000円 | 3,394円 | 6,394円 |
UQ | (a) | 2,000円 | 3,000円 | 5,000円 |
IIJmio | (d) | 3,000円 | 3,394円 | 6,394円 |
(a) | 2,000円 | 3,406円 | 5,406円 | |
BIGLOBE | (d) | 3,000円 | 3,394円 | 6,394円 |
(a) | 2,000円 | 5,394円 | ||
イオン | (d) | 3,000円 | 3,000円 | 6,000円 |
(a) | 2,000円 | 5,000円 | ||
LINE | (d) | 3,000円 | 3,400円 | 6,400円 |
(a) | 2,000円 | 5,400円 | ||
(S) | 3,000円 | 6,400円 | ||
BIC | (d) | 3,000円 | 3,394円 | 6,394円 |
(a) | 2,000円 | 3,406円 | 5,406円 | |
nuro | (d) | 3,000円 | 3,400円 | 6,400円 |
(a) | 2,000円 | 5,400円 | ||
(S) | 3,000円 | 6,400円 |
※(d)はdocomo・(a)はau・(S) はSoftBank。
MNP手数料は意外と高いから電話番号を換えて問題なければ、3,000円程度で済みますよ。

データSIMの場合は契約事務手数料のみです。
費用を抑えたいならキャンペーン時がおすすめ
格安SIMでは料金や初期費用が安くなるキャンペーンを行っており、そのタイミングで入るのがおすすめ。
データSIMの場合はキャンペーン時でも違約金は発生しないので、通信速度を調べるにはピッタリです。
ただし、データSIMから通話SIMに乗り換える場合は注意点があるので、それを踏まえた上で契約しましょう。
キャンペーンが使えるのは1回のみ
一部の格安SIMで行っているキャンペーンは1回しか使えず、通話SIMへ乗り換えても適用されません。
それでも失敗して1万円に近い違約金を払うよりはマシだから、キャンペーンを上手に使いましょう。

初期費用はキャンペーンで相殺できますよ。
格安SIMの通信速度が心配・まとめ
お金はかかるけど通話SIMを契約してから後悔するより、事前にデータSIMでチェックする方が安全。
実際に格安SIMを使い通信速度に不満があったら、データSIMを解約すれば良いだけですからね。
逆に本当の通信速度を知らずに解約した場合、またキャリアに乗り換えるからMNP手数料などが必要。
乗り換えに失敗するとお金も時間もかかるので、通信速度が心配な人はデータSIMで契約しましょう。
データSIMで問題がなかった場合は、MNPなどを使いキャリアから格安SIMへ乗り換えてください。

キャリアから乗り換えて失敗した人は意外といますからね。
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