「キャリアの新プランは料金が安いから格安SIMへ乗り換えなくて良いかも!」
docomoとauとSoftBankの三大キャリアは、こぞって似たような料金の安い新プランを投入しました。
料金だけ見れば以前よりも安くなったので、格安SIMへ乗り換えを止めようと思った人も多いのでは。
しかし、docomoとauの新プランで料金が安いのは、3人以上の家族だけであり単身者には関係ありません。
そこでdocomoとauの新プランが安いと騙されている人へ、新プランと格安SIMの料金を徹底的に比較します。
比較を見れば一目瞭然だけど、単身者が料金を安くするには格安SIMがベストだと分かるはずですよ。
※表示している料金は2019年8月現在(税抜)です。
docomoとauの新プランは3人以上が家族が大前提?
3大キャリアは総務省からの「料金を安くしろ」と言うお達しもあり、軒並み同じ料金を投入しました。
CMを見ると以前の料金よりも安く見えますが、docomoとauで安くなったのは家族で加入している人のみ。
説明が不十分だからら騙される人も多いだろうけど、単身者は新プランにしてもお得ではないです。
格安SIMと同じくらい料金を安くするには、3人以上で家族割を使わないと安くなりませんよ。
docomoの新プランの最安値料金
docomoの最安値料金プランは、家族割を使ったギガライトで月額1,980円。
条件は前述の通り3回線以上の契約で2年契約、データ量が1GB以下の場合に限り月額1,980円です。

ちなみに2回線の場合は2,480円です。
auの新プランの最安値料金
auの最安値料金プランは、家族割を使った新auピタットプランで月額1,980円。
こちらも条件は前述の通り3回線以上の契約で2年契約、データ量が1GB以下の場合に限り月額1,980円です。

ちなみに2回線の場合は2,480円です。
docomoとauは同じ新プランだった
キャリア名 | docomo | au |
---|---|---|
最安値の条件 | 3回線以上の契約。 2年契約。 データ量が1GB以下。 | |
3回線以上の料金 | 1,980円 | |
2回線の料金 | 2,480円 |
結果的にdocomoとauの場合、最安値のプランを丸っきり同じにしており、差は全くありません。

SoftBankの最安値プランは後ほどご紹介します。
docomoの家族割は三親等まで対象になる
docomoとauの新プランを最安値で使う場合、自分を含めた3人以上の家族が同じキャリアじゃないとダメ。
しかし、docomoの新プランで家族割(正確にはファミリー割)を使い場合、auとはかなり違います。
単身者であっても実家に住む両親がdocomoだったら、家族割が使えて料金が安くできるんです。
docomoの家族割が使える条件
docomoの場合は、代表回線者から三親等まで家族割の対象になるから単身者でも使えるかもしれません。
ちなみに、docomoが定義している三親等は法律で言う三親等と違うので、以下の図を参考にしてください。
仮に自分が代表回線者の場合、兄弟姉妹だけでなくその配偶者や子供やその配偶者まで対象になるそうです。
もちろん家族割の対象者の住所が同一の必要もないので、離れて住んでいる場合でも契約ができます。

配偶者の子供まで対象になれば単身者も家族割が使えそうです。
auの家族割の条件はdocomoよりもかなり厳しい
docomoの家族割は、三親等まで対象かつ同一の住所の必要はなく単身者でも使えるサービス。
これがauになると条件はかなり厳しくなり、単身者はほぼ使えないと言って良いかもしれません。
仮に離れて住んでいる両親がauだとしても、ネットと固定電話がauではないと対象にならないそうです。
auの家族割が使える条件
加入条件(①②すべて満たす方)
① 同一住所にお住まいの家族であること
② 「割引対象の料金プラン」にご加入出典:au 家族割プラス
docomoとの最大の違いは、同一住所に住んでいる家族のみ対象なので、かなり条件が厳しいこと。
両親と離れて暮らしている場合は、先ほど書いた通りネットと固定電話がauの必要がります。

auの場合は条件がキツすぎて家族割は使えませんね。
docomoとauの家族割料金と格安SIMを比較
docomoとauで家族割を使えば料金が安くなるのは分かったけど、格安SIMと比べたらどうなのでしょうか。
格安SIMはキャリアメールが使えないなどキャリアとの違いはありますが、基本的に料金は安いです。
さらにデータ量はdocomoとauの1GBプランの料金で、格安SIMは3GBも使えてお釣りが出ますからね。
家族割料金と格安SIM(3GBと1GB)の料金比較
MVNO | 3GBプラン | 1GBプラン |
---|---|---|
楽天 | 1,600円 | – |
mineo | 1,600円 | – |
OCN | 1,800円 | – |
UQ | 1,680円 | – |
IIJmio | 1,600円 | – |
BIGLOBE | 1,600円 | 1,400円 |
イオン | – | 1,280円 |
LINE | 1,690円 | 1,200円 |
DMM | 1,500円 | 1,260円 |
BIC | 1,600円 | – |
docomoとauで家族割を使った最安値料金が1,980円に対し、格安SIMは3GBプランでも最大1,800円。
仮にdocomoとauと同じ1GBプランにした場合、低層モードが使えないけど1,200円で契約ができます。
家族割サービスが使えないときの料金
キャリア | 0GB~1GB | 条件 |
---|---|---|
docomo | 2,980円 | 2年契約 |
au |
docomoとauの家族割が使えない単身者の場合、格安SIMと比べたら料金が1,000円以上も高くなりました。
キャリアメールが使えないデメリットがあっても、この料金を見たら格安SIMがお得だと分かるはずです。

月額2,980円を安いと思う金銭感覚が分かりません。

ちなみにSoftBankは家族割に関係なく安くない
最後に全く出て来なかったSoftBankは、家族割を使えるプランが限定しておりお得ではありませんでした。
SoftBankで家族割が使えるプランは、50GB以上も使える「ウルトラギガモンスター+」のみです。
スマホのヘビーユーザーではない限り、「ウルトラギガモンスター+」を使う人はまずいないでしょう。
参考:ウルトラギガモンスター+の料金
プラン名 | ウルトラギガモンスター+ |
---|---|
通常料金 | 7,480円 |
最大割引料金 | 3,480円 (2年目以降は4,480円) |
※最大割引料金は、「1年おトク割」「 おうち割 光セット」「みんな家族割+(4人)」が条件。
今回はSoftBankを対象にしていないので、詳しい内容は「ウルトラギガモンスター+」を参考にしてください。

1GBプランで家族割は適用されないみたいです。

キャリアの新プランに騙されるな・まとめ
docomoとauの新プランは家族割が前提で安くなるから、単身者の場合は全く関係ありません。
仮に三親等まで家族割が使えるdocomoと契約しても、料金の安さで言ったら圧倒的に格安SIMが上。
キャリアの1,980円(1GB)は安く見えますが、格安SIMなら3GBを1,600円で契約できますからね。
3倍のデータ量が使えて料金が安いなら、多少のデメリットはあっても格安SIMの方が絶対にお得です。
ちなみに今回は詳しくご紹介しなかったけど、SoftBankはヘビーユーザーだけ検討してください。

キャリアが料金で格安SIMに勝つのは絶対に無理でしょうね。
コメント